前検日の検車場では、宗景祐樹(43=栃木)が抜群の存在感を示した。特選10Rは関東が4人いるが積極型が不在。

対して、南関勢は3人とも自力型というメンバー構成。北日本の2人以外は宗景がどの位置を主張するかで戦い方が変わってくる。結局、宗景と競りたくない南関勢が出した結論は「それぞれが自力で戦う」というものだった。

「斎藤宗徳君も関根健太郎君も甲乙付けがたいけど、地元だから頑張ってくれるでしょう」と、最終的に宗景は関根の番手を選択した。

この一連の流れを見るかぎり、戦う前からすでに勝負はついているのかもしれない。

日刊スポーツ