事故から完全復帰の夏目新吾が見せ場作る/大宮

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昨年1月にS級に昇格した直後の2017年1月5日、夏目新吾選手を悲劇が襲った事は記憶に新しいだろう。その日の早朝、静岡の国道150号のバイパスで、自転車で走行中に後ろから来たトラックに跳ねられ右半身のほとんどを強打、一時は意識不明の重体となり跳ねたトラックはそのまま逃走したという事故。すぐに轢き逃げ犯は逮捕されたものの、体が資本の競輪選手にとってこの事故による傷は深かったが、しかし競輪復帰の為に治療後必死のリハビリを続けた夏目新吾選手が4月から本格的に復帰。5月には西武園で優勝を果たした。

<大宮競輪>◇F2◇前検日◇24日

着々と先行力を取り戻す夏目新吾(30=静岡)が初日特選10Rに登場する。

昨年1月に街道練習中の事故で右半身のほとんどを強打し、それから半年近く入院。懸命なリハビリのかいがあって4月宇都宮で実戦復帰し、3場所目の5月西武園で完全Vを果たした。「結果より先行するのが第一と思っているから、西武園は優勝できるなんて自分でも驚き。自信はないけど、不安もない」と素直な思いを話した。

1年3カ月のブランクをばねにする。「走れる喜び、競輪場の雰囲気や緊張感。いろいろと思い出してきた。うれしい」。レース勘を取り戻すためにも、自慢の逃げで見せ場を作る。

大事故での怪我からの復帰は、きっと並大抵の努力ではなかったはずだ。それでも夏目選手は諦めず、見事な復帰を果たした。これからもブランクを取り戻し、事故以前以上の走りを見せてくれる事だろう。

引用元:https://www.nikkansports.com/public_race/news/201805240000509.html

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